WEBシステム開発

■クラウドPOS

販売店にとって導入が必須と言えるPOSシステム。
その利便性の高さは理解していても、莫大な導入コストのため、中小規模点では諦めざるを得ないのが実情でした。
しかしインターネットやそれを利用した便利なサービスの普及に伴い、小規模店舗のニーズにマッチする「クラウドPOSシステム」が登場し、今注目されています。

POSとは

POSは「Point of Sales」の略で、「販売時点情報管理」のことです。
これは物品販売の売上実績を単品単位で記録し集計するシステムを指しており、業種を問わず、全国のあらゆる施設で導入されています。

POSシステムは主に
・入力デバイス　商品情報を入力するタッチパネルやバーコードリーダーなど
・レジスター　　キャッシュをストック（釣銭）・管理・レシートなどの伝票発行
・サーバ　　　　入力情報を記録
・ディスプレイ

などから構成されます。

多種多様な情報の蓄積が可能で、
商品販売数・販売額・販売日を記録する機能・在庫管理・購入した顧客情報なども記録し管理します。
さらにPOSから取得したデータを、商品別・時間帯別・顧客別などといった様々な切り口で分析することで、
マーケティングツールとして経営戦略にも有効に働きます。
また、勤怠管理・予約管理・ECサイト・オーダーエントリーシステム・免税（税率）との連携などの機能を持つPOSもあります。

このように大変便利なPOSシステムですが、ハードウェアに掛かるコストが大きく、
従来、特にアパレル店舗・小規模店舗では導入しづらいシステムでした。

ところが近年、自社サーバを必要とせずPOSシステムをクラウド経由で利用する「クラウドPOS」が登場し、
「インフラ構築不要」という強力な武器を強みに、飲食店や小売店など業種を問わず、小規模店舗で普及を見せています。

「クラウドPOS」では専用端末を使用せず、スマートフォンやiPadなどのタブレットを端末として用い、
アプリをインストールし会計処理（クレジットカード決済含む）することで、ますます手軽に導入が進んでいます。

クラウドPOS導入のメリット

イニシャルコストが低い

POSシステムは、レジ本体などのハードウェア一式データにサーバの調達、通信回線の導入費用と保守管理費と、
かなりの初期費用と月々のランニングコストが掛かります。クラウドPOSなら、市販のスマートフォンやタブレットを端末として利用できるため、コストを最小限に抑えることができ、小規模な個人商店でもすぐに導入できます。

操作が簡単

普段から使い慣れたモバイル端末をレジにできるため、例えばパート主婦やアルバイト学生など、誰でも使いやすいもので直感的に操作ができます。

省スペース化

店舗内に決済用機材を設置するスペースを必要としないため、レジ周りをすっきりと有効活用することができます。
また持ち運びもしやすいので、テーブル会計や、野外イベントなどといったシーンでも大いに役立つでしょう。

クラウドサーバで管理がしやすい

クラウドPOSはクラウドを活用しているため、自社で管理用のサーバを用意する必要がありません。
イニシャルコストもランニングコストも抑えられるというメリットに加え、ネット上でPOSレジの状況をリアルタイムで確認することができます。

また膨大な情報はクラウド上に残されるため、営業終了後の売上報告を待つ必要もなく、最新の状況を常に把握できます。
サービス連携やデータ分析活用も、ニーズに合わせていろいろなシステムを選択することができます。
例えば各店舗のPOSシステムのデータを、チェーン店本部で遠隔に一括管理できる本部管理システムを使えば、店舗別・曜日別・スタッフ別などさまざまな観点から効率的に管理できるので、売上の傾向も掴みやすくなるでしょう。

■マッチングサイト

マッチングサイトとは、運営側がユーザーとユーザーを管理し、ユーザー同士でモノや情報をやり取りさせることが出来る場です。
主に需要と供給をバランスよく結びつけることを目的としており、例えば求人やビジネス仲介、フリーマーケットに出会いなど、BtoB、BtoC、CtoB、CtoCと幅広くマッチングシステムの対象になります。
企業だけでなく公的機関が運営しているものもあり、マッチング手数料や掲載手数料でサービス運用していることがほとんどです。
近年ではあらゆる業種・業態でマッチングシステムを使ったサービスが生まれています。
マッチングサイトの構築をする場合は、その目的や必要とする機能をしっかり検討する必要があります。

マッチングサイトの４つの型

プラットフォーム型（フリマアプリ・ECサイトなど）

ユーザーとユーザーが直接やり取りするスタイル。
このタイプは運営による仲介は行われず、そのため発注リスクの少ない低単価の商材が選ばれる。
メリット
・運営による仲介がないため利益率が高い
デメリット
・誰にでも使いやすいという利便性が求められるため独自機能が多く、基本的には一からシステム開発を行う必要がある

仲介型（婚活サイトなど）

運営者がユーザー同士のやり取りを仲介するスタイル。商材単価が低いとビジネスとして成り立ちにくいため、最低限30万以上の商材を扱うことが多い。
メリット
・マッチングサイト構築に必要な機能が少なく、コストが少ない
・運営開始まで時間がかからない
デメリット
・仲介が入る為、利益率が低い
・Wordpressを使用する事で低コストですむが、追加システムを開発するとコストが増加する

一括問合せ型（一括見積もりサイトなど）

資料・見積を一括で問い合わせるスタイル。
商材が車・不動産・引っ越し・弁護士など大変高額な商材を扱う。
ゆえに資本力の強い競合が多く、よりニッチな業界に絞って参入する必要がある。
メリット
・仲介型と似ており、開発コストが少ない
デメリット
・Wordpressを使用する事で低コストですむが、追加システムを開発するとコストが増加する
・SEOが弱いため、リスティング広告やフェイスブック広告による集客がメインになる

メディア広告型（価格比較サイトなど）

比較サイトなどと合わせて構築されることが多い
サイト内アフィリエイト広告から収益を上げる
メリット
・仲介コスト・運用コストが共に低い
・サービス開始まで時間が掛からない
・Wordpressですぐにスタートできる
デメリット
・収益化までに時間がかかり、SEO対策を講じる必要がある。

マッチングサイト構築に必要な機能

基本的な機能としては、
・会員登録
・ログイン機能
・登録内容変更
・退会機能
・フォーム機能
・メッセージ送受信機能

などが必要となります。

外注開発したいサービスにもよりますが、例えはECマッチングであれば決済機能やポイント付与機能、口コミ機能などが必要となりますし、ビジネスマッチングアプリであれば企業や発注案件などの絞り込み検索機能や、契約申請機能、またSNS連携などたくさんの機能を必要とします。
発注側・受注側・運営側と３つの管理画面（CMS）が必要となり、それぞれの管理画面に必要な機能は全く異なります。

また近年スマートフォンやタブレットの普及で、スマホからのアクセス比率が過半数を上回ることも珍しくないため、レスポンシブ対応も欠かせません。
このようにサイト表面上はシンプルに見えていても、裏側では複雑なシステムが敷かれており、カスタマイズする機能に応じて料金相場も大きく変わります。
さらにマッチングサイトであれば、個人情報や決済機能を取り扱うことも多くこれらを導入する場合、保護の観点からSSLの契約が必須となり、年間で数十万単位の維持費が発生します。

クラウドサーバーのススメ

かなり必要経費が嵩み、開発ハードルの高いマッチングサイトですが、その運用にあたりサーバーが肝心になります。

マッチングサイトを開発するのであれば、レンタルサーバーでは難しく、かと言って自社でサーバーを準備すると莫大なコストが掛かります。
それをクラウドサーバーを利用することで、導入する際の社内インフラ整備が不要となります。
また定期的にサーバー運用の保守・点検、サーバーのカスタマイズなどのバージョンアップなどが必要となり、システムエンジニアがいないとサーバー構築が困難となります。
必要なのは、インターネット接続環境とPC、それと毎月の利用料のみでいいのです。

■予約システム

レストラン、美容院、クリニック、各種スクール、会議室やスタジオに至るまで、業種・業態に関わらず、
今や予約はオンラインで行うのが当たり前の時代になりました。
クラウドによる予約管理システムは、電話予約・ネット予約・次回予約など店舗におけるあらゆる予約を
クラウドで自動かつ一元管理できる便利なオンラインツールです。

この登場によって利用者は一目で空き状況を知ることができ、手間暇を割くことなく予約をすることができます。
メリットは利用者のみならず、店舗側も予約管理システムを活用することで、最小限の労力で予約業務を処理する事ができるため、
作業効率が上がり、引いてはサービスの向上にも繋がります。

予約管理システム導入のメリット

常時予約を受け付けることができる

ネット上の予約管理システムは、言わずもがな24時間365日稼働し続けることができます。
これをマンパワーで補おうとしても、予約受付に対応できる時間帯は限定されてしまいます。
しかも利用者は、必ずしもその時間帯に予約できるとも限りません。
利用しようと思った時には受付時間外だったという可能性も十分あるのです。
ネット予約システムを導入することで、人件費を削減できるだけでなく、顧客の取りこぼしを防ぐことができ、予約数の最大化・売上向上を実現します。
さらには顧客情報や予約履歴も瞬時に確認できるのでリピート客に対する接客対応の向上に活用できます。

人的ミスを防ぐことが出来る

人の手が関わることには、常に人的ミスのリスクが伴います。
例えば台帳への書き込みを忘れたり、ダブルブッキングしてしまったり、あらゆる不注意が想定されます。
その点プログラムに沿って稼働するネット予約管理システムでは、定期的なチェック・メンテナンスをすることで、ミスの可能性はほとんどゼロにまで下げることができます。

サービスの向上に繋がる

予約システムを省エネ化することで、在中スタッフが接客に集中できるというメリットがあります。
顧客対応のクオリティが上がり、その結果が売上や集客に直結していきます。

少人数で運営している店舗ほど、ネット予約システムの恩恵を強く享受することができるでしょう。

予約管理システム導入のポイント

業種・業態に合わせて選ぶ

まず自社の予約オペレーションの問題点を洗い出しすることが大切です。
その上で必要な機能は何かを把握し、導入目的を明確にしましょう。
何を効率化させたいか考えることが重要です
求められる機能は業種・業態・店舗によって異なるため、同業種に多く使われる予約管理システムをあらかじめ知っておくといいでしょう。

誰にでも操作ができるものを選ぶ

せっかくシステム導入しても管理画面の操作性が悪いと、業務効率が下がってしまいかねません。
これは店舗側だけではなく、利用者側も直感的に使えるような予約システムでなければ、予約に至らない可能性すらあるのです。
画像の見やすさ・予約のしやすさ、またその店舗に合ったイメージに予約画面をカスタマイズすることができるかもポイントです。

決済機能の有無

業種・業態・店舗によって、決済機能を導入する必要があります。
予約管理システムには、オンライン決済・クレジット決済・即時決済に対応しているものがあり、予約段階で事前決済ができるようになります。
事前決済は、店舗側にとって急なキャンセルを防ぎ、自動精算ができる大きなメリットがあります。