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生活に不可欠なウェブシステム その仕組みを解説

Webシステムとはインターネット経由で利用できるサービスやシステムのことです。

インターネットを使用する事のできるPC (Windows、Macなど)、タブレット端末(iPad、Surfaceなど)、スマートフォン・携帯電話(iPhone、Androidなど)などといったWebブラウザが搭載されている機器であれば、Webシステムを使うことが基本的にできます。

インターネットの普及により、Webシステムは、現代人の生活に不可欠なサービスとなりました。

例えば店舗に行かなくてもECサイトで商品を購入でき、銀行に行かなくてもネットバンキングシステムで銀行振込や残高照会が可能になりました。

Webシステムの仕組みとは

Webシステムは「クライアント」「サーバ」によって成り立っています。

クライアント

クライアントは、サーバに対し何らかの要求を行い、その提供を受けるコンピューターやソフトウェアのことを指します。
PCやスマートフォンなどの端末や、IEやChromeなどのWebブラウザがこの「クライアント」にあたります。

サー

サーバは、server(提供する側)のことで、クライアントからの要求に応じて何らかのサービスを提供するコンピューターのことです。

Webシステムでは、ユーザがWebブラウザを使いシステムを利用します。
Webブラウザで入力した情報は、サーバに送信され、サーバ内で業務処理が行われます。

さらに必要に応じて様々なデータの補完場所であるデータベースにアクセスし、結果のHTMLがクライアント上でページとして画面表示されるのです。

Webシステムが主流になるまで

Webシステムが主流となる以前は、「スタンドアロンシステム」「クライアントサーバシステム」が主軸となっていました。

スタンドアロンシステム

スタンドアロンシステムは、PC内に画面とデータベースが存在する構成で、サーバなどインターネットに接続する必要のないものです。

つまりパソコン一台で全てが完結する仕組みです。
当然その一台のみなので、複数人が同時に利用することはできません。

イアントサーバシステム

クライアントサーバシステムは、PCにプログラムをインストールし、サーバと通信しながら業務を行います。
Webシステムと仕組みは似ていますが、違いはプログラム処理を行う場所です。

Webシステムがサーバ上で一括してプログラム処理される一方、クライアントサーバシステムでは、クライアント側でデータやプログラムを保持しているため、クライアント端末上でプログラム処理が可能です。

スタンドアロン型とクライアントサーバ型の欠点

スタンドアロン型やクライアントサーバ型の欠点は、PCにプログラムをインストールしなければならないので、メンテナンスが大変なことです。
つまりプログラム更新のたびに、全端末にアプリケーションを再配布し、再度セットアップしなければならないのです。

その点を補完できるのがWebシステムです。

Webシステムではユーザは、Webブラウザを利用するのでPCにプログラムをわざわざインストール必要がないのです。

Webシステムのメリット

このようにWebシステムではサーバ側にプログラムやデータが保持されているので、クライアントはWebブラウザの搭載されている機器でインターネット接続さえできれば、いつでもどこでも同じ環境で利用が可能です。

加えて様々な端末で、複数人同時に利用できる点がメリットです。

さらに先述したように、サーバ側のプログラム改善だけで、その機能の更新や修正が可能となるため、メンテナンスが非常に簡単です。

クラウドシステムとは

Webシステム開発(Web System Development)や制作にあたり近年の流れとして、新規にシステム導入を考える場合や、既存システムにリプレイスする場合には、クラウドシステムをまず検討する「クラウドファースト」の考え方が一般的になっています。

クラウドシステムとは進化したWebシステムのようなもので、インターネット環境の元でサービスを利用できるという点はWebシステムと同じですが、Webシステムのように直接サーバに接続するのではなく、「クラウド」と呼ばれる仮想サーバ上のシステムに接続して利用する仕組みです。

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Webシステムのように、Webブラウザからアクセスすることも可能ですし、PCなどの端末に専用アプリをインストールして使う方法もあります。

クラウドシステムの例

・Dropbox
・Zoom
・Googleドライブ
・Zoho.com(CRM)

GmailやYahoo!メールなどのサービスも、クラウドテクノロジーに依存しています。

保存されるデータはクラウド上のストレージインフラ内に保存されますが、オフラインモードでも利用できるよう、ローカル環境に蓄積さえる工夫がなされています。

企業のクラウド導入について

クラウドファーストの理由として、導入が安価であるということが挙げられます。
サーバなど物理的なシステム機器の購入も、ソフトウェアの開発も必要ないため、掛かるコストを抑えることができます。

また同時にメンテナンスやアップデート、動作障害が起きた場合の対応はベンダーが行うため、自社にシステムエンジニアを置く必要がありません。 

このように「インフラ構築不要」という強力なメリットがあるため、中小企業でも導入が進んでいます。

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